こんにちは、一般社団法人あおばみよりです。今年も残すところあとわずかとなりました。
本年は、私たちの活動を地域の皆さまに知っていただく機会がぐんと増えた、とても実りある一年でした。
最近では「高齢期の暮らし」についてのご相談をいただくことも多くなり、皆さまのお役に立てていることをスタッフ一同、心から嬉しく感じています。少しずつではありますが、「あおばみより」の名前が地域に浸透し、活動の土台をしっかりと固めることができました。私たちの活動に興味を持ち、温かく見守ってくださる皆さまへ、心より感謝申し上げます。
◎終⾝サポートを取り巻く環境の変化
今年は、終⾝サポートサービスに関する業界団体が設⽴され、共通ルール整備に向けた動きが本格化した年でした。
また、再来年度には「社会福祉事業」として制度化される⾒込みが⽰され、利⽤者保護や透明性がより強化される方向性が⽰されています。
これらの動きは、「誰もが安心して⽼後を迎えられる社会」を実現するための重要な一歩であり、私たち事業者にとっても⼤きな節目となる年でした。
◎ご相談の傾向― 今年特に多かったテーマー
終⾝サポートの必要性は年々高まっていますが、本年は、以下のようなご相談が特に多く寄せられました。
①“家族はいるが頼れない”という相談の増加
・⼦どもは遠方在住
・家族関係が希薄
・高齢の兄弟姉妹からの⽀援が難しい
・配偶者がお亡くなりになった
など、家族がいるにもかかわらず、サポートを得られない事例が増えています。
②⼊院・施設⼊居に関する⼿続きの代理・保証の不安
病院・施設からの「⾝元保証が必要」という要望が有り、「緊急連絡先がいない」
「頼める人がいない」といった相談を受けています。
③認知症発症後の⽣活・財産管理に関する不安
「判断⼒が落ちた後、誰に任せるのか」というテーマも関心のある領域でした。
◎施設・医療機関からのご相談
病院や介護現場の皆さまからは、次のようなお声が寄せられました。
・退院後に⽼人ホームへの⼊居を希望しているものの、保証人不在で⼿続きが進まない
・施設⼊居に向けた引越し⽀援を担う人がいないため、ケアマネジャー等が対応に苦慮している
・後⾒人が緊急対応や死後事務まで担うと誤解されているケースが施設の現場で一定数ある
・通院付き添いや⽣活⽀援、死後事務まで担ってもらえるのかというご質問をいただくことが増えている
・後⾒人の選任を進めているが、申⽴てから選任までの期間の⽀援が⼿薄となり、対応に困っている
これらの声を受け、医療・介護の最前線では、“受け皿”としての⽀援体制がこれまで以上に求められていることを強く実感しています。
◎今年の活動報告(概要)
本年は、以下のような⽀援に携わらせていただきました。
・⽣活上の相談、⾒守り⽀援
・施設⾒学の付添い
・買物、余暇外出の代行や付添い
・定期通院、健康診断の付添い
・ケアマネジャー、その他関係機関との連携 ・体調不良時の緊急駆けつけ・畑作業のお⼿伝い、庭の除草作業
・除雪作業
・遺産分割及び土地建物名義変更の円滑化⽀援(法的判断・⼿続きは専門家が担当)
・死後事務に関する⽣前準備(希望する葬儀内容を業者へ相談し、葬儀契約内容決定)
一つひとつのご相談に寄り添い、「お一人でも安心できる⽣活基盤」を整えるお⼿伝いを行ってまいりました。
◎これからの終⾝サポートに求められるもの
独居高齢者が増える中で、終⾝サポートの役割はますます重要になっています。特に、
・緊急時対応
・⽣活と医療・介護をつなぐ伴⾛⽀援
・判断⼒低下に備える事前の準備
・死後の整理まで含めた一貫したサポート
これらを一つの窓⼝で提供できる仕組みへのニーズは、地域の中で年々高まっています。
制度整備が進む今こそ、「誰が、何を、どこまで担うのか」という役割分担を明確にし、より質の高い⽀援を提供していくことが求められています。
◎来年に向けて
来年は、業界団体(全国高齢者等終⾝サポート事業者協会)による基準整備や、社会福祉事業化に向けた制度整理が進むことが⾒込まれています。
当法人としても、これらの動きを⾒据え、より信頼性の高いサービス提供体制づくりを進めてまいります。
また、業界団体の加⼊には審査が必要ですが、当法人としても加盟を目指し、必要な準備を進めてまいります。
◎おわりに
一人ひとりが安心して暮らし続けられる地域づくりのために、当法人はこれからも誠実に、丁寧に、役割を果たしてまいります。来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
皆さまにとって、穏やかで健やかな年末年始となりますよう、心よりお祈り申し上げます。

